なんか育休中にもお金はもらえるってことは知ってるんだけど・・・
こんなお悩みを解決します。
こんにちは。
夫婦揃って育休を1年取得した「そちまる(@sochimaru_ikuji)です。
■この記事の著者
そちまる
- 3歳のパパ
- 2022年6月に第2子誕生
- 夫婦で育休一年取得
- 妻と子供が大好き
こちらの記事では男性育休の取得を考えている方のために、次のことをお話していきます。
- 男性は育休中に給料はもらえるのか
- 育休中のお金の不安をなくすために育休前にやるべきこと
- 育休中にお金が足りない場合にできること
- 男性育休はその後の給料をあげるいいチャンスだということ
こちらの記事を読むことで、育休を取る際のお金の不安を無くすことができます。また、育児休業給付金が足りない場合の、対処法なども紹介しています。
男性育休を取得する全員が読むべき!男性育休に関する悩みを網羅した「完全ガイドブック」は下記。
→男性育休完全ガイドブック | 育休の悩みはこの記事だけ読めばOK!
目次
育休中にもらえるのは給料ではなく育児休業給付金
勘違いしている人も多いのですが、育休中に入ってくるお金は「給料ではなく育児休業給付金」です。
なので、育休中は会社からもらう給料は基本的にゼロです。
育児休業給付金でもらえる金額は「休業開始時賃金日額×支給日数×67%」になります。
※6ヶ月までが67%でそれ以降は50%
基本的に休業前の給料の67%が支給されると思っておけばOK。
男性が育休中にもらえる給付金は給料の実質8割
前章で書きましたが、育児休業給付金でもらえるのは、給料の67%(6ヶ月まで)です。
しかし、実際は約8割が支給されます。
なぜ、実際は約8割になるかというと
- 育児休業給付金は非課税のため所得税がかからない
- 育休中は社会保険料が免除
- 雇用保険料もかからない
からです。
下の画像は収入のイメージです。
出典:厚生労働省
■育児休業給付金の他に児童手当が貰えるようになる
育児休業給付金の他に子供が生まれてからは「児童手当」が貰えるようになります。児童手当の支給額は下記。
※児童手当は遡ってもらうことができないので、早めに申請しなければ損する可能性があります。
育休中のお金が心配な男性必見!育休に入る前にやるべき5ステップ
育児休業給付金で普段働いているときの8割がもらえるといっても、やっぱり「育休中のお金が心配」という方もいるでしょう。
そんな方のために育休中のお金の不安を無くすために育休に入る前にやるべき5つのステップをお話します。
育休に入る前にやるべき5つのステップは下記。
- 普段の支出を把握する
- 無駄な支出を削減する
- 育休をとった場合のシミュレーションをする
- 副業を始める(余裕があれば)
- 育休に入るまでに貯金を貯める
1つずつ説明していきます。
1.普段の支出を把握する
まずは月々の支出を把握します。
何にどのくらいお金を使っているのかをしっかり把握していないなら、ほぼ100%無駄な支出がみつかります。
まずは家計の支出を記録しながら、1ヶ月生活してみてください。
僕が使っているのはマネーフォワードMEです!
2.無駄な支出を削減する
普段の支出を把握したら、次に無駄な支出を洗い出して減らせるところから減らしていきましょう。
まず最初に削減するべきなのは「固定費」です。
固定費は一度減らせば、その後何もしなくても毎月の支払いを減らせるようになります。家計に与えるインパクトも大きいので真っ先に見直しましょう。
固定費で削減できる例は下記。
■固定費の削減例
- スマホを格安SIMに切り替える
- 電力・ガス会社を変える
- 保険料を見直す
- 使っていないサブスクリプションサービスを解約する
- 車の使用回数によっては持たないか、レンタカーに切り替える
- 家賃交渉する
3.育休をとった場合のシミュレーションをする
「2」で削減した支出の金額と育児休業給付金で入ってくる収入の金額をもとに育休後に余裕をもって生活ができるかシミュレーションをしてみてください。
支出は赤ちゃんに関わる費用がプラスでかかるようになります。
0歳児が1年間にかかる費用は年間で931,247円だそうです。
参考:内閣府「平成21年度インターネットによる子育て費用に関する調査」
ただ、10年以上前の調査なので、あくまでも参考程度に。
今はフリマサイトなどがあるので、赤ちゃんに関わるものをかなり安く手に入れることができます。
西松屋などもかなりやすいので、こだわらなければかなり節約は可能です。
下記メディアのアンケート結果では、平均金額で年間約27万円程度とのことでした。
参考:赤ちゃんの1ヶ月の生活費│月々かかるお金の内訳&1歳までに必要な費用
あと、服やおもちゃは1人目のときに使ったのがあるのと、お義姉さん夫婦からお下がりもらいました!
4.副業を始める(余裕があれば)
仕事や出産の準備の合間に余裕があれば、ぜひ副業を始めることをおすすめします。
子供が生まれてからは何かとお金がかかるので、貯められるうちに貯めておいて損はありません。
また、育休中も収入を得る手段になりますし、会社の給料以外に収入があると、何かとメリットが多いです。
下記の記事では育休中におすすめの副業を紹介しているので、そちらも合わせてご覧ください。
→【スキルゼロでもOK!】育休中におすすめの副業を15個紹介!
5.育休に入るまでに貯金をする
育休に入るまでにできるだけ貯金をするようにしましょう。
給料の約8割貰えるといっても、収入が減ることにはかわりません。
育休に入ってからお金で困ることの内容に、できるだけ貯金を増やしておきましょう。
育児休業給付金が振り込まれるまで、2ヶ月〜3ヶ月程度の時間がかかります。(遅いともっとかかる場合も)
その間は無収入なので、収入がなくても生活できる貯蓄は必要です。
育休中、お金が足りないときにできる4つのこと
奥さんにとっても、自分自身にとっても育休を取得するメリットが大きいので、個人的には絶対に取得した方がいいと思います。
ただ、「それでも日々の生活費が・・・」と心配になる方もいるでしょう。
そんな方のために、育休中にもしお金が足りなくなってしまった場合にできることを書いておきます。
■育休中にお金が足りないときにできること
- 副業
- 自己アフィリエイト(セルフバック)
- 不用品販売
- 節約
1つずつ説明していきます。
一時的にお金が必要な場合、「お金を借りる」というのも選択肢として出てくると思います。両親や親族、カードローン会社など、色々あるものの、「お金を借りる」ということは本当の最終手段にしておいたほうがいいです。
「お金を借りる」というのがクセになると人生が破綻するので、注意しましょう。
副業
育休中にお金が足らない場合、副業をすることで収入を得ることも可能です。
育休中にするおすすめの副業は下記の記事で説明していますので、合わせてご覧ください。
→【スキルゼロでもOK!】育休中におすすめの副業を15個紹介!
自己アフィリエイト(セルフバック)
自己アフィリエイト(セルフバック)なら、単発ではありますが10万円程度であれば誰でも収入を得ることができます。
※アフィリエイトとは
不用品販売
家にある不用品を販売して、収入を得ることもできます。
メルカリなどのフリマアプリを使えば、簡単に物を売ることが可能です。
不用品を販売することで家も片付くので、一石二鳥です。
節約
節約することで、支出を減らすことができます。
前章で「無駄な支出を減らす」ということを徹底できていれば、それ以上支出を減らすのは難しいかもしれません。
ちょっとした我慢で抑えられる支出があれば、節約してみましょう。
男性育休はその後の給料を上げるいいチャンス
男性育休の取得で「給料が下がる」「収入が減る」という心配をする方が多いですが、実は収入を増やす良いチャンスです。
今いる会社で1年間働いていたとしても、上がる給料なんて微々たるものです。
逆に育休中の時間を有効に使えば、その後の給料を上げることもできます。
育休中はもちろん育児が最優先ではありますが、夫婦で協力すればお互い自分の時間も作れます。
その時間を使えば、スキルを身につけて転職したり、給料以外の収入の柱を作ったりすることも可能です。
ブログなどを始めて給料以外に事業所得を得るのも、メリットがたくさんあるのであり!
【番外】男が育休から復帰した場合、給料は減る可能性がある?
育休取得を理由に給料を下げるなどの不当な扱いをすることは禁止されています。
参考:厚生労働省「妊娠・出産・育児休業等を理由とする不利益取扱い」
ただ、実際のところ給料を下げられてしまうパターンもあるようです。
そんなときは、1人で悩まずに相談するようにしましょう。自分からアクションしないと給料は下げられたままです。
■育休復帰後の給料に関する相談場所
- 会社の人事労務
- 労働組合
- 都道府県労働局
まとめ
育休中にもらえるのは給料ではなく「育児休業給付金」です。
そして、育児休業給付金は給料の実質8割ももらうことができます。
■育休中のお金が心配な男性必見!育休に入る前にやるべき5ステップ
- 普段の支出を把握する
- 無駄な支出を削減する
- 育休をとった場合のシミュレーションをする
- 副業を始める(余裕があれば)
- 育休に入るまでに貯金を貯める
■育休中、お金が足りないときにできること
- 副業
- 自己アフィリエイト(セルフバック)
- 不用品販売
- 節約
男性育休はその後の給料を上げるいいチャンス
男性育休の時間を有効に使うことでスキルを身につけて転職したり、会社の収入以外に収入を得ることも。
育休中にスキルを身につけて条件のいい会社に転職したり、副業して会社の給料以外にも収入の柱をつくることも可能。